- 2012.03.22
- 「彼岸に際し日願すること」
例年になく寒い冬が去り、巡ってきた春の彼岸も終わりに近づいています。
日本人として生まれ、育ち、慣習を受け継ぎ、亡くなった人たちへの感謝と畏敬の念を込めて祈る時。
各地のお墓には様々な思いを持った人々が参る姿があるのでしょう。
昨年の震災で墓石が流されたり倒れてしまった方たちの事を思えば、今まで通り参ることができるありがたさをしみじみ感じるのは私だけではないでしょう。
日本の携帯電話の加入契約数が国民の総人口を超えたかと思えば、フランス語の「マドモアゼル」という表記がなくなったりと、時代の流れを感じる出来事が続く昨今の世相。
しかし三重県という県民性からか、日本古来の慣習を重んじる「温故知新」の若者がいることに安心します。
かくいう我家の息子たちも情報はすべてスマホかPC、音楽はiPodで書籍はiPad、興味がある事にはすぐにハッシュタグでツイートしたりと、まさに今時の若者ですが、お彼岸やお盆等には先祖の墓に手を合わせ、神妙に頭を垂れる姿を見せます。
こういう姿があるからこそ、三重県の人が結婚相手に「地元の人」を望むのではないでしょうか。
育った環境や慣習が同じというのはとても大事なこと。
東京で暮らす三重出身の会員さんもいらっしゃいますが、法事等、故郷の行事には必ず顔を出すとのこと。
「地元が同じ」というだけで親近感が湧いたり、話が盛り上がったりといった出来事は誰しも経験があるでしょう。
JMA四日市が地元で23年もの間続けられているのも、この地元重視の要望があるからこそと自負しています。
今週末には成婚するカップルが2組、結婚を前向きに進めるためにお二人で来社するカップルが1組いらっしゃいます。
「彼岸」は「日願」から来ているとも言います。
私たちスタッフは皆さんの幸せを「日願」してやまないのです。