2017.08.25
幸せな人生とは・・・夏の終わりに思うこと

小川洋子の小説「人質の朗読会」に登場する人達は、みなありふれた人生を送っています。
どこにでもいる人達の平凡なエピソードを語ることで物語は進みます。
凡庸と思われるような人生こそが本当の幸せだったと、自分を語ることで気付きます。

 

ほとんどの人達がそうであるように、JMA四日市で成婚された方達もまた、結婚後、穏やかで何気ない日常を送っています。
たまに小さな事件が起こることもありますが、得てして静かで平穏な日々の連続です。
そして時折、その近況を知らせてくれたりしますが、それが絵に描いたような当たり前のストーリーであればあるほど、私達の胸に込み上げるものがあります。

 

先日、昨年成婚されたカップルに誕生した赤ちゃんの写真が届きました。
たった1枚のお写真でしたが、その様子と文面から見えてくるのは、溢れんばかりの幸せです。
結婚前よりも少しふっくらしたご主人の体型、二人の間ですやすやと寝息を立てて眠る赤ちゃんの寝顔、自我の芽生えである人見知りとおしゃべりの始まり。
小さな指の握りしめるその力強さに驚き、真っ直ぐに見つめる瞳の先にある未来に新米のパパママは夢を追います。
その全てがありきたりだけれども愛おしい家族のストーリーです。
もちろん、初めての子育てによる戸惑い、夜泣きに悩まされる毎日など、育児につきものの悩みもあるでしょう。
が、それさえも幸せなエピソードのひとつです。

 

バラ色のシンデレラストーリーや、波瀾万丈な人生もそれはそれで楽しいのかもしれません。
年収が数千万の人や海外を飛び回る実業家、芸能人のような容姿の人や年齢がひと回り以上若い方との結婚が幸せだと思う人もいるでしょう。
でも、本当に幸せなのはありふれた日常を送れることだと思うのです。
あまりに自分とかけ離れたものを追い求めすぎると、本当に大切なものを見失ってしまいがちです。
成婚した方達が、どこにでもある平穏な毎日を送っていることを知るたびに、私達は心から安堵し、喜びを感じます。
そしてこれからも、そんなありふれた幸せを掴むためのお手伝いをしたいと願っています。

TOPへ