2015.11.19
あえて「アナログ」

11月も後半を過ぎると何やら世間が騒がしくなり、1年の終わりが駆け足でやって来るようです。
流行語のノミネート、恒例の年末番組の話題、今年はマイナンバー制度の導入のせいか年末調整の話題も多いようです。
そして今日はボジョレ・ヌーボーの解禁日。
実は私も1ヶ月以上も前に予約し、この日を心待ちにしていたひとりです。
この日を境に年賀状など、年末の準備に取りかかる人も多いのではないでしょうか。

さて、JMA四日市で先月からスタートしたプロフィールシートの作成ですが、少しずつ皆様に浸透し始めたようです。
ご来社のたびにシートの記入をお願いしているのですが、その場ですらっと書かれる方や持ち帰りじっくりと考えて書いてこられる方など、人それぞれです。

不思議なもので、このシートがあるだけでお相手のプロフィールをじっくり見ようとする人が増えたように思います。
先日もある女性会員さんが申し込みのあった男性のプロフィールシートを見て、「今までのプロフィールだけだったらタイプじゃないと断っていたかもしれないけど、このシートを見て面白そうな人だから会ってみようかなと思った」と好感触な反応をしてくれました。

もちろん、このような反応をしてくれる人ばかりではありません。
「紙媒体なんて古い」「タブレット端末でデジタルで見られるようにしてほしい」という意見もあります。
当然、デジタルにはデジタルの利点がありますし、それを望まれる方にはIBJシステムも併用して婚活して頂いています。
ですが、アナログにはデジタルにはない魅力があるように思います。
あえてアナログな紙媒体にすることで閲覧性や一覧性が高まるのも事実ですし、ファイルを見開きながら会員さんとの会話を楽しむということは、デジタルには決して真似できない強みだと思います。
デジタルは「見る」媒体で、アナログは「読む」媒体だとも言われます。
どちらもうまく婚活に利用して頂くのがベストなのかもしれません。

絵本作家である佐野洋子のエッセイにこのような話があります。

知合いの医者のお話。
月一度の医療保険の計算を、奥さんも交えてアルバイトの女の子たちと皆で徹夜で計算し、終わると「終わった、終わった」と皆で焼き肉を食べに行くのが楽しみだった。
奥さんもその翌日に東京のデパートで買い物するのが月一度の贅沢であり、楽しみだった。
ところが、最新式のコンピューターを導入し、自動で計算ができるようになり、アルバイトも必要なくなった。
当然、奥さんも買い物に行かなくなり・・
便利になったが、医者はなんだか淋しくて「これで良かったのか・・」と思うように。

不便だからこそ、そのあとに得るものが大きいということを表しているような話です。
不便ばかりでは困りますが、少し面倒な物事を経てから得たものはとても大事な気がします。

あえて「アナログ」、あえて「来社」にはやはり意味があるのだとご理解くだされば・・感謝です。

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